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ヘルニアの治療方針はまず詳細な病態把握から

ヘルニアに対する治療には、大きく分けて2種類があります。外科的な、いわゆる手術とそれ以外の方法である保存的手段です。まずは自覚症状をもとにCTスキャンやMRIなどの画像装置、触診など多角的に、より詳細な現況を把握することから治療は始まります。

発症部位や状態は千差万別ですから、もちろん一概にはいえませんが、鼠径部に発症するほとんどのケースや大腿部ヘルニアの治療には外科的手術しかありません。飛び出る臓器である腸が閉塞を起こしたり、最悪の場合は壊死してしまう可能性が高く、生命の危機に直面するからです。やや特異な脳ヘルニアに至っては、まず原因とされる治療が優先になります。進行度の初期段階でしたら脳圧を下げるための薬物投与が施されることもありますが、脳幹機能が失われつつあるときは手術のできない事態にもなります。

対して腰椎や頚椎の椎間板、一部の食道裂孔、先天性の臍ヘルニアなどの治療としては、すぐに手術ということはありえません。まずは安静にすること。そして痛み止めや塗り薬、座薬など薬物による治療へ。椎間板にはコルセットやベルトといった装身具を使用する理学療法も実行されます。ストレッチ体操といった運動療法で改善が見られる場合もあります。これらをある程度の期間、試したうえで期待された治療効果が得られないと初めて手術が検討されることになります。
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