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急速に悪化して死に至ることもある危険な脳ヘルニア

脳ヘルニアは、短時間で死に至ることもある恐ろしい症状です。他の部位のヘルニアとはまったく違った経過を見せます。頭部は一番外側に頭蓋骨という硬い骨が覆っています。その内側には組織の層である髄膜があり、さらにその内側に脳が存在しています。このように幾重にも守られているがゆえに、ひとたび異変が起こると融通が利かない分、大事になります。

何らかの原因で脳内に出血や腫れができたとします。腫瘍はだんだん大きくなりますが、頭蓋骨が伸縮することはありません。そうなると、頭蓋骨内の圧力がどんどん高まり、脳を圧迫することになります。この症状を頭蓋内圧亢進状態といいます。脳を頭蓋の下方向に押しやろうとする力が働きます。多くみられるのは、耳のあたりにある側頭葉とその下部にある小脳を隔てている層に裂け目ができ、その開口部から組織が押し出されるヘルニアです。

強度の頭痛をはじめ、吐き気や嘔吐、麻痺、意識障害、呼吸困難などを起こし、結果、死亡することが少なくありません。脳内で起こるヘルニアは急速に悪化するのが特徴でもあり、一刻も早い適切な処置が不可欠です。頭部に関わる変調は躊躇せず、できれば専門の病院を受診することが第一といえます。素人判断で親が子供に不適切な薬を服用させたがために脳ヘルニアを誘発し、命を落としてしまったという症例もあるそうです。
| 日記

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