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先天性や後天性。タイプがいろいろある横隔膜ヘルニア

腹部臓器が腹腔や縦隔内に脱出した病態が横隔膜ヘルニアです。横隔膜とは、食道と胃のあいだにある隔壁です。この膜を破って臓器が飛び出す横隔膜ヘルニアには、先天性疾患であるボホダレク型とモルガニ型、後天性の食道裂孔型、そして外傷性によるものなどがあります。

横隔膜には大動脈や大静脈、食道などを腹膜部に通すため複数の孔が開いています。また腹腔自体に内圧がかかりやすいので、とくに横隔膜ヘルニアが生じやすいのです。ボホダレク型は胎児の段階で発症しますが、現在はエコーによる出生前診断も可能になっています。症状が軽ければ生後まもなくの手術もできますが、出生前後を通して専門医による適切な処置が必要なのは言うまでもありません。モルガニ型は胃から垂れ下がって横行結腸と小腸の間を覆っている腹膜の一部や横行結腸そのものが飛び出すものです。先天性ながらある程度成長した後に発症することがほとんどです。

横隔膜ヘルニアの中で約70%を占めるとされるのが食道裂孔です。おもに胃が押し出されますが、病態によっていくつかのタイプに分けられます。外傷性の場合は、事故など外部からの衝撃を受けて横隔膜が損傷することによって起き、あらゆる臓器が関わってくる可能性があります。食道裂孔の治療は手術以外の、いわゆる保存的療法が中心ですが、横隔膜ヘルニアのそれ以外の型は基本的に手術で穴をふさぐ方法がとられます。
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